最速146キロの伸びのある直球と縦横2種類のスライダーで7回を11奪三振・無失点に封じ、仙台育英に甲子園切符をもたらしたのは3年生エース・吉川陽大(よしかわ あきひろ)選手です。
球速以上に打者の手元で伸びる“ホップ(浮き上がる)する球”はスカウト陣から「大学トップ級」と絶賛されています。
そのフィジカルの根幹には、父・吉川正博さんと母・博子さんから受け継いだトップアスリートのDNAが宿り、さらに、陸上競技で培った俊敏性を野球に還元してきた年上の兄が、精神面でも大黒柱として背中を押し続けました。
そんなスポーツ一家で育った吉川選手について、どこよりも詳しくお届けします。
ぜひ最後までお読みいただき、この記事が皆様にとって価値ある情報となれば幸いです。
吉川陽大のプロフィール
項目 | データ |
---|---|
氏名 | 吉川 陽大(よしかわ あきひろ) |
生年月日 | 2007年12月28日(17歳) |
出身地 | 広島市生まれ・横浜市育ち |
身長/体重 | 176 cm/72 kg |
投打 | 左投左打 |
最速 | 146 km/h(2025夏宮城大会) |
変化球 | スライダー(縦・横)、チェンジアップ |
50m走 | 6秒2 |
遠投 | 110 m |
憧れの投手 | 今永昇太(DeNA) |
将来目標 | 高卒プロ入り → 侍ジャパン左のエース |
吉川陽大の家族構成!?
家族構成
- 父:吉川正博さん(48歳) ─ 元バレー日本代表監督
- 母:吉川(旧姓・津雲)博子さん(46歳) ─ バレー元日本代表・初代リベロ
- 長男:未公表(20歳) ─ 大学陸上部短距離選手
- 次男:本人(17歳)
兄の名前は現在確認することはできませんでしたが、陸上100m10秒台を誇る俊足選手として弟の基礎体力作りに欠かせない存在となっています。
父・母

父・正博さん
NECレッドロケッツをVリーグ優勝へ導き、2020年代初頭には全日本女子代表を指揮。
バレーの練習で生かされている瞬発力アップの練習を息子の投球フォームに応用するなど、「下半身主導」の重要性を幼少期から徹底させるとともに、“伸び上がらない角度のあるフォロースルー”を目指して指導していた。
母・博子さん

2000年代初頭に “世界No.1リベロ”と称賛され、日本がW杯3位に躍進した立役者として、守備範囲の広さは今も伝説となっています。
息子には試合前に「平常心でやりなさい」と短い言葉を贈るだけで、野球に関しては素人であることから一切口出ししない“見守り型”に徹しています。
兄弟
兄
2歳年上で神奈川の強豪大学に通う短距離ランナーとして活躍し、小学生時代から100m走で県大会優勝経験があり、オフにはスプリントドリルを弟に伝授していました。
「腕を速く振れば球も伸びる」という兄のアドバイスがフォーム改良の決め手となりました。
吉川選手は「兄は陸上で、自分が野球で頂点を取る」と話しています。
吉川陽大の家族とのエピソード
① 週末“バレー式”ラダー練習

父がバレー選手に施すフットワーク強化メニューを野球用にカスタマイズするなどして、兄と短距離競争をすると陽大は負けず嫌いを爆発させ兄に勝つことが多かったと話しています。
② 母直伝「集中呼吸法」

リベロ時代に開発した1分間の呼吸リズムで心拍を整えるメンタルトレ法。
県大会決勝のマウンド前でも、陽大は目を閉じて3回深呼吸→母とアイコンタクト→初球ストライクというルーティンを必ず実行した。
③ 兄とキャッチボールより“競歩”
肩を温めるときは、前方20mを全力歩行しながら対面キャッチ。
「体幹が締まり球威も上がる」と兄が提案して、陽大は「歩くだけなのに1球目から回転数が上がる」と効果を実感した。
④ 家族LINEは「甲子園チェックリスト」
家族間では、父が相手打者の動画を貼り付け→兄がデータ分析→母が栄養補給タイムテーブルを送信→陽大が「了解」と返えす、無駄のないアドバイスが日常的に行われています。
まとめ:吉川陽大の家族構成!?
吉川陽大が放つキレ味鋭いボールは、バレーボール界で鍛え上げられた父と母の指導理論、そして兄の陸上トレーニングという“異競技の知恵”が交差して生まれました。
4人家族が一丸となったサポート体制があったからこそ、仙台育英は再び聖地に返り咲けたと言い切れます。
今秋のドラフトで複数球団から1位指名を受ける可能性も高く、家族の夢はプロの舞台でさらに大きく花開くでしょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
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