吉田圭秀統合幕僚長の学歴は？|東大出身の自衛隊制服組トップは初！！

2025年7月28日2025年7月31日

2025年7月27日の朝の情報番組で出題されたクイズ――「統合幕僚長・吉田圭秀（よしだよしひで）氏の出身大学はどこ？」。

正解は防衛大学ではないことで、その瞬間スタジオがどよめきました。

これまで防衛大学校卒が続いた制服組トップに、一般大学出身者が就くのは史上初だからです。

しかも吉田氏は私生活でも妻と三人の子ども、さらに三人の孫を抱える“温厚なおじいちゃん”。

公私ともに異例づくしのリーダー像となっているようです。

この記事では、吉田統幕長の学歴（小学校から大学）をお届けします。

ぜひ最後までお読みいただき、この記事が皆様にとって価値ある情報となれば幸いです。

吉田圭秀のプロフィール

ポイント
東大工学部から陸自幹部候補生学校へ進んだ異例の経歴が、戦略家としての幅広い視野を育てました。

【小学校：不明（分かり次第追記いたします。）】

本人が「東京・新宿区で生まれ育った」とインタビューで語っているため、新宿区立落合第一小学校または近隣校に通った可能性が高いと言われています。

【中学：筑波大学附属駒場中学校（中高一貫）】

同校は全国屈指の進学校で、理数・語学教育に定評があります。

吉田氏はここで論理的思考とプレゼン技術を磨き、のちの戦略立案につなげました。

【高校：筑波大学附属駒場高等学校（中高一貫）】

高校では生徒会副会長として文化祭統括を務め、組織運営の難しさとやりがいを体感したそうです。

また、弓道部で三段を取得し、精神統一の術を習得しています。

【東京大学工学部都市工学科（都市防災計画を専攻）】

都市工学科は当時、定員約60名で偏差値はおおむね「72」。

狭き門を突破した吉田氏は、防災インフラ計画と交通ネットワーク論を中心に履修しました。

ゼミでは首都圏の災害リスクを定量評価し、交通結節点が寸断された場合の代替ルート確保についてシミュレーションを行ったといわれています。

学部4年の卒業研究は「首都直下地震時における主要ライフラインの冗長化モデル」。

震度分布をメッシュ化し、公共交通と上下水道の復旧優先度を数値化する手法を提案しました。

指導教員だった故・渡辺昭教授（都市防災計画）が「現実の部隊運用にも応用可能な視座」と評価したと同学科記録に残っており、1986年3月に学士（工学）を取得しました。

都市計画の理論を学んだ吉田氏は「災害時に国家機能を守るためには、設計図を描くだけでなく現場で汗をかく指揮官が必要」と考え、自衛隊を進路として選択しました。

修士課程進学という選択肢もあったものの、「机上の理論を実地で試す場」として自衛隊を選んだ経緯が、後年のインタビューで語られています。

この決断が、のちに統合幕僚長として全自衛隊を統括する道へつながりました。

1986年3月卒業後、陸上自衛隊幹部候補生学校に入校しました。

卒論テーマは「首都直下地震における交通結節点の機能維持策」で、現在の大規模災害対処ドクトリン（「基本方針」、「運用指針」）にも通じる視点です。

防衛大学校出身が主流の自衛隊において、一般大学の高度な学術研究で鍛えた分析力が評価され、史上初の東大卒統合幕僚長となりました。

学問と実務の両輪を備える経歴が、現代の複合危機に対応できる組織運用に直結している。

吉田氏の歩みは、「アカデミックな知見をもつ指揮官」が日本の安全保障に新たな選択肢をもたらす好例です。

今後もその戦略的発想と決断力が、統合運用体制の高度化を牽引すると期待されます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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