猪瀬直樹 セクハラ報道は真実か?最高裁確定判決を読み解く 

” あの報道は本当にフェアだったのか、それとも行き過ぎたバッシングか “

2022 年参院選の応援演説中、女性候補の胸付近に触れたしぐさが動画拡散され、「セクハラでは」と批判を浴びた日本維新の会の 猪瀬直樹 参院議員。

本人は「名誉毀損だ」と朝日新聞社など3社を提訴しましたが、2025 年6月 18 日、最高裁が上告を退け敗訴が確定。

” 報道は真実 ” とする一・二審判決が確定しました。

POINT

①猪瀬氏の経歴と今回の訴訟経緯
②判決文のポイント
③“報道は真実”が確定した意味
④政治家としての現在地とメディア露出

を解説します。

ぜひ最後までお読みいただき、この記事が皆様にとって価値ある情報となれば幸いです。

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目次

猪瀬直樹 セクハラ報道は真実か?

プロフィール早見表

項目内容
氏名猪瀬 直樹(いのせ なおき)
生年月日1946 年 11 月 20 日(78 歳)
出身長野県飯山市
最終学歴明治大学大学院政治経済学研究科修了
主な肩書作家・元東京都知事・参議院議員(維新/比例1期)
代表作『ミカドの肖像』(大宅壮一ノンフィクション賞)
家族妻:俳優・画家の蜷川有紀
SNSX(@inosenaoki)フォロワー約 106 万

経歴ダイジェスト――作家・知事・国会議員

作家として頭角を現す

1987 年『ミカドの肖像』で大宅賞受賞。以降、公共交通と国土計画に鋭いメスを入れるノンフィクション多数。

東京都副知事→都知事

2007 年、石原慎太郎知事の要請で副知事。2012 年都知事選で 433 万票を獲得し当選13 年徳洲会資金疑惑で辞任。

国政復帰

2022 年参院選で維新比例から初当選。

参院維新幹事長としてガソリン税二重課税是正などを牽引。

セクハラ報道と3審の流れ

発端:2022 年 6 月 17 日街頭応援

東京選挙区女性候補を応援中、歩きながら腰~胸付近に複数回触れた様子がライブ配信に映り Twitter で拡散。

朝日新聞が “ 胸に触れたように見える。セクハラではないか ” と大学教授コメントを添え報道。

一審(東京地裁 2023.10)

  • 動画解析と証人尋問から「胸部接触は事実」と認定
  • 報道は「公共の利害に関する事実」で真実相当性を満たす。請求棄却

二審(東京高裁 2024.9)

「意図性の有無にかかわらず性的接触はセクハラ」と判断し地裁判決支持

最高裁(2025.6.18)

平木正洋裁判長が上告棄却。「原審に違法なし」。報道真実性・相当性が確定

判決文3つのキーワード

1.真実性:「胸に触れた事実」を動画・証言で認定
2.相当性:記者は現場映像・専門家コメントに基づき、過失なし。
3.公共性:政治家の選挙活動は公的関心事で報道価値が高い。

    “報道は真実”確定が与えるインパクト

    引用元:ANN NEWS

    猪瀬氏の政治的ダメージ

    選挙応援の現場で“本人が認める不適切行為”が確定。党執行部は追加処分こそ否定したが、女性票への影響は残る。

    メディア側の前例

    動画・専門家談話を組み合わせれば“意図性”不明でも真実性が認められる判例に。

    意図性:何かを参照したり表現したりする精神的能力

    現在の議員活動と露出

    日付活動
    2025/05参院予算委で「ガソリン税トリガー条項凍結解除」法案骨子を説明
    2025/04BSフジ『プライムニュース』出演、経済安保を議論
    2025/03著書『日本エネルギー逆転戦略』を上梓

    まとめ:猪瀬直樹 セクハラ報道は真実か?

    最高裁が「報道は真実で相当」と判断したことで、2022 年セクハラ報道は司法上も確定

    政治家にとって公的空間での接触は「意図を問わずセクハラ」になり得ることを示しました。

    一方、猪瀬氏はガソリン税や地方財政改革といった政策推進で存在感を保ち、「報道と実務成果どちらを重視するか」が有権者の判断材料となります。

    今回の判決は “メディアの取材手順” “政治家の行動規範” の両面で今後の基準となるでしょう。

    最後までご覧いただき、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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