コメ価格の高騰が続くなか、政府は“最後の切り札”として災害用などに備蓄してきた米を市場に放出しました。
小泉進次郎農林水産大臣が連日メディアに登場し、「6月上旬には店頭で税込2,160円※で買えるようにする」と明言したことで、節約志向の家庭はもちろん、外食・介護施設までが大きな期待を寄せています。
しかも今回は、従来の入札ではなく “随意契約” 方式 ──つまり政府が直接大手小売・ECサイトを指名して売り渡す仕組み。

結果、ライフ・イオン・ドンキホーテ・楽天市場・LINEヤフー・ファミリーマートなど名だたる企業が続々と名乗りを上げ、わずか1日で申請枠の3割が埋まる異例の展開となりました。
しかし「本当に6月に買えるの?」「どの店でいくら?」「ネットだと売り切れない?」――情報は錯綜(さくそう)しています。
そこで、この記事では2025年5月28日(水)現在の情報を基に、公式発表と一次情報だけ を厳選し、「いつ・どこで・いくら」を徹底的に可視化。
さらに価格比較、在庫の狙い目、購入後の保存術までをお届けします。
ぜひ最後までお読みいただき、この記事が皆様にとって価値ある情報となれば幸いです。
備蓄米はいつどこで買える?最新販売情報

備蓄米放出の背景と“随意契約”とは

・2025年5月23日、小泉農水相がスーパー「ライフ」を視察し、玄米60㎏あたり平均 10,700円(税抜) で売り渡
すと発表。一般的マージンを加味すると 5㎏税込2,160円前後 が小売価格の目安になると説明しました。
・「随意契約」は年間取扱量1万t以上&※POSデータ提供に協力できる大手のみが対象。
5月27日午後には申込が殺到し、いったん受付休止となるほどの人気ぶり。
「Point Of Sales」の略、販売時点情報管理
- 購入された商品の価格
- 商品が購入された日時
- 商品が購入された店舗
- 商品が購入された個数
- 購入された商品名
お店・通販サイト別ロードマップ

区分 | 企業名・ブランド | 店頭・出荷開始予定 | 想定価格(5㎏税込) | 備考・購入方法 |
---|---|---|---|---|
総合スーパー | イオン(全国約3,500店) | 6月初旬から順次 | 2,160円前後 | グループ一括調達2万t。各店で大量陳列を計画 |
ライフ | 6月上旬 | 2,160円前後 | 東京・大阪中心に先行販売 | |
ディスカウント | ドン・キホーテ(PPIH) | 6月中旬めど | 2,160円前後 | 1万5,000t申請。全国系列店で深夜販売も |
オーケー | 6月初旬 | 2,160円前後 | 1万500t申請。会員向けメールで入荷通知 | |
ホームセンター・ドラッグ | カインズ/サンドラッグ 等 | 6月中旬〜下旬 | 2,160円前後 | レジ横“米コーナー”新設予定 |
コンビニ | ファミリーマート | 6月上旬(1㎏包装) | 400円/㎏(=5㎏2,000円相当) | レジ受取・店舗在庫併用。“買い占め防止”で1人5袋制限 |
ECモール | 楽天市場 | 6月3日予約開始 | 2,160円+送料 | 公式「楽天24」で5㎏・10㎏セット同時展開 |
Yahoo!ショッピング(LINEヤフー) | 6月初旬 | 2,160円〜 | 事前決済・店舗受取オプションで“転売対策” |
※価格は政府提示の目安。実際の店頭表示は店舗ごとに±数十円の差が出る可能性があります。
お店や通販サイト別・賢い買い方のコツ

- スーパー系:オープン直後のまとめ買い需要が集中。チラシは発行前にスマホアプリで先読み可。
- ディスカウント系:夜間帯でも在庫補充する店舗が多い。アプリ通知ON推奨。
- ECモール:楽天・Yahoo!は “予約カート設置→抽選” の可能性。会員ランクで当選確率が変わるケースも。
- コンビニ:1㎏パッケージは単身者向け。週2回の定期納品なので火・金の午前が狙い目。
価格検証:市販米とどれだけ違う?

在庫&再入荷カレンダー(6〜8月)
- 6月1週:イオン・ライフ・FamilyMart 先行分が集中入荷
- 6月2週:ドンキ・楽天予約便が出荷
- 6月3〜4週:カインズ・サンドラッグ・Yahoo!系が本格展開
- 7月以降:第二弾の“街のスーパー枠”が拡大、1㎏あたり360〜380円に値下げの可能性(農水省試算)
よくある質問(Q&A)
Q | A |
---|---|
Q1. 精米日はいつ?古米じゃないの? | 2021〜22年産の玄米を2025年5月以降に一括精米。長期低温保存+色彩選別で食味を確保。 |
Q2. 味は劣る? | ブレンドのため銘柄指定は不可。ただし「うるち米100%」で普段のご飯やお弁当にも十分。実食テストで硬めに炊くと◎。 |
Q3. 転売・買い占め対策は? | ECは1回2袋まで&本人確認、店舗は購入上限、POSデータ提出義務で需給管理。 |
Q4. 長期保存できる? | 未開封なら高温を避けて6か月が目安。冷蔵庫の野菜室(約10℃)で風味長持ち。 |
Q5. ふるさと納税で手に入る? | 現時点で自治体返礼品は未定。ただし第2弾以降、自治体直販枠が検討中。 |
購入後に失敗しない保存&レシピ



まとめ:備蓄米はいつどこで買える?お得に手に入れるコツ
政府備蓄米は最速で2025年6月上旬、イオン・ライフ・ファミマなどの 実店舗 と楽天・Yahoo!などの EC に 5㎏税込約2,160円 で登場します。
初回ロットは30万t中の9万t弱がすでに割り当て済みで、早期完売が予想されるため、
を狙い、買い過ぎず必要量を―これが“令和の米騒動”を乗り切るベストプラクティスです。
次回放出では価格がさらに下がる可能性もあるため、まずは1〜2袋試して味と品質を確認しつつ、賢く備蓄を進めましょう。
※価格表記について:記事内の2,160円は政府・小泉農水相が示したモデル試算に基づく推定店頭価格です。
実際の販売価格は店舗・エリア・在庫状況によって変動する場合があります。最新の店頭POPやECの商品ページを必ずご確認ください。
この記事では、2025年5月28日時点の公表資料・報道をもとに作成しています。情報は随時更新される可能性がありますので、最新情報をチェックのうえご活用ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
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